SVC企業訪問レポート(7日目)

IDEO

IDEOにおけるInnovationの定義は?
Making a positive impact.
そのa positive impactを産み出す場所と人を見学することができた。

IDEOは"The ten faces of innovation(イノベーションの達人)"を読んで以来、とても気になっていたデザインファーム。日本のITベンダの現状として、innovationの種となるnventionを行う研究開発グループと、顧客のニーズに触れる営業グループの乖離が激しいという問題点がある。本の中では、ten facesの中の

  • The Cross-Pollinator(花粉の運び手)
  • The Collaborator(コラボレーター)
  • The Experience Architect(経験デザイナー)

というキャラクターでそれらの乖離を埋めていた。どういう人材がそういうキャラクターに合うのか?と聞いたところ、「T型人間。深い専門と幅広い知識を兼ね備えた人」と言っていた。以前、IBMでもT型の話を聞いたような。彼らはT型からπ型へと言っていたけれども。

Innovativeであり続けるためのPrincipleは?と聞いたところ、prototypingとsustainable/energyだと言っていた。ユーザに体験してもらうことが重要なので、早く・安くプロトタイプを作って、フィードバックを得ているそうだ。そして、ユーザ・環境の両面から継続的に利用可能であるように心掛けているとのこと。当り前の事のように思えるが、そのフィードバックサイクルのスピードと精度の高さはさすがだ。