マチュピチュ行ってきました

ずっと行きたかったPeruのMachu Picchuに行ってきました〜。日本からだと地球の裏側だけど、Berkeleyからの方が行きやすいから今のうちに行かないとね。いやー、もう最高。本当に天空の城で、嫁さんも大喜びでした。写真は見張り台からの景色。まだ脳裏に焼き付いてます。

Peruは、何げない風景もなかなかいい感じ。

インカ帝国の首都だったCuzcoの街もいい雰囲気でした。写真は夜のアルマス広場。

Machu PicchuやCuzcoだけでなく、Sacred Valley ruins(Pisac, Urubamba, Ollantaitambo, Chinchero)やcity tour(Qoricancha, Sacsayhuaman, Qenqo, Tambomachay, Puca Pucara)も素晴らしかったし、街の市場を歩くのもすごく楽しかったのですが、1300枚以上ある写真を整理するのが大変なので、そのうち追記しようかと。

デジカメは5年くらい前に買ったFinePix F710なのですが、ダイナミックレンジの広いハニカムSR CCDのお陰で、夜景が素晴らしいです。日差しの強いマチュピチュでも白飛びせずに撮れました。そろそろ本体にガタがきているので次の機種を考え始めているのですが、F710と同じハニカムSR CCD系はデジタル一眼のみになってしまい、F710より後(F10以降)のFinePixハニカムHR CCD系のみになってしまいました。FinePix F10以降は単なる普通のコンパクトデジカメなので魅力なし。
デジタル一眼風の写真が撮れるコンパクトということでF710を気に入っていたのですが、そろそろデジタル一眼を買うか、Ricoh DIGITALII or 後継機を考えようかな。

クラウドに対する企業戦略の変化

Forrester Researchが、"Market Overview Of Cloud Service Strategies From Global IT Providers"というレポートを出しています。($1999と高額ですが)

今回の金融危機から脱するために、cloud computingを利用してコストを削減する、というシナリオは以前からあったのですが、どうやらその戦略的重要性が増しているそうです。お試しでcloud computingに一歩踏み出してみるというのではなく、軸足を移そうとしているとか。情報セキュリティやミッションクリティカル性の問題などはあるにしても、そこまで追い詰められている企業が多いということでしょうか。

cloud computingに代表されるサービス化・共用化の動きは最近目立っていますが、以前からのアウトソーシングの流れに沿ったものだと考えています。遅かれ早かれ、集約して共用化し、スケールメリットを追及する世界。自分の考えを整理するためにIT outsourcingレイヤ(ITO。cloud computing, IaaS/PaaS/SaaSを含む。ERPCRMミドルウェア、HWのアウトソーシング)とBusiness Process Outsroucingレイヤ(BPO。人事部や経理部など、システムだけでなく人間組織も含めて丸ごとアウトソーシング)。

clound computingの流行で注目されているのはITOレイヤですが、既にビジネス実行フェーズに入っているため、研究の余地が大きいのはBPOだと考えています。(参考文献:http://www.meti.go.jp/press/20080627003/20080627003.html)なので、UC Berkeleyで研究しているわけなのですが、最近その欠点も見えてきました。

  • ITO

 長所:技術や数字(コストや利用効率、信頼性など)で勝負できるので、日本からでも世界と戦えるかも
 短所:既にSVを中心とした激戦状態。相当な差異化要因かスケールメリットが無いと勝負にならない。半導体と同じ低価格競争に向かってしまうかも

 長所:1回のみのシステムインテグレーションではなく、人間組織も含めた継続利用が期待でき、コスト削減効果も大きい
 短所:個別の企業文化や属人性の影響が大きいので、アウトソーシング自体が難しく、さらに共用化するのはかなり困難。もともと欧米では大型BPO事例が出始めていたので共用化の可能性はあるかもしれないが、日本で行うのは大変。日本で成功したとしても、そのモデルがそのまま世界に通用するわけではない


さてどうしたものか。Forresterのレポートが正しいとすると、BPOを推進しやすくなっている気がしますが、その裏付けが必要ですね。

若者をempowerする実名SNSへの期待

マチュピチュ旅行用に寝袋借りてきました。これで空港での待ち時間も大丈夫〜。

『日本のネットで本当に残念なこと 「梅田発言」の波紋』 を読んで、「中高年のエスタブリッシュ層と、若者中心で知的な興奮やイノベーションにオープンに協力していく層(若いイノベーター層)をつなぐ大人がいない」という主張に同意。梅田さんはその数少ない「つなぎ屋」だから貴重な存在なんだろうね。

つなぎ屋は重要なんだけど、つなぐ先と先もある程度まとまっていないとつなぎにくいというのはあると思う。エスタブリッシュ層内のつながりはかなり密で一枚岩に近いという印象だけれども、若いイノベーター層は離散している感じ。もし、若いイノベーター層のつながりが強固になったら、存在感も発言力も増してつながりやすくなるんじゃないかな、と考えていたところでSVC友の藤本さんのtweet.

仮に、http://keireki.jp/ が成功した日本を想像。日本人がネットで実名を晒す事に抵抗がなくなり、組織ではなく個人・人脈力が物をいう社会。友達の友達が可視化され、お互いに紹介する世界。1年くらいで、せめて2・30代の大半が使ってるってことにならないかなぁ
http://twitter.com/kenjifjm/status/2243221144

SBI businessのように日本にも実名SNSはあるけれども、登録者は若いイノベーター層という感じじゃない。ケイレキ.jpが若いイノベーター層のプラットフォーム(日本のLinkedIn)となることを激しく期待して、とりあえずケイレキ.jpに登録してみました。どうもありがとうー>@niw
http://keireki.jp/sen/

写真ログ

twitter始めるとBlog書かなくなるってホントだなぁ。とりあえずtwitpicに載せた写真をこっちにも載せておこうかと。かなり前のもありますが。

  • Heavenly@Lake Tahoe

もう、超絶景。夏にキャンプに行ってもいいかも。

NBA。ダンクシュートをいとも簡単に決めてました。速攻の鮮やかさはさすがプロ。

  • Pinnacles National Monument

Gilroyの南にある公園。山道だけでなく洞窟もあって、trailを歩くのが楽しい感じ。


  • Lassen Volcanic National Park

Pinnaclesの次の週に行ったのに、まだすごい量の雪でびっくり。山スキーを楽しそうにやっている人がうらやましかったです。


  • スパイスから作ったカレー

気分転換に、スパイスシードからインドカレーを作ってみました。こっちはスパイスも安い!大体日本の1/3ぐらいかな。


  • Cherry picking

オープンした時に行ったので結構混んでましたが、もうすごい量のチェリーでした。美味しかった。

  • Napa wine train

Napa - S. Helena間の景色を見ながら、料理とワインを楽しめる列車レストラン。料理がホント素晴らしい!出発前に無料テイスティングがあったりして、かなり満足度高し。

SF bay areaでのレジャーは最高ですね。帰りたくないなぁ。

イノベーションを起こすには

ハイパー論文モードに突入して、どんどん時間が過ぎていきます。どれだけの内容をまとめられるかで留学の価値が決まるので、がんばらないと。

気分転換にSF bay areaの企業動向のまとめも並行して進めているのですが、ちょっと面白いメモを見つけました。某start upのCEOに質問した時のものです。以下意訳。

Q:なぜ、大学卒業後にいくつかのstart upで働くという道を選んだの?すぐに起業する、または多くの同級生と同様にIT系大企業や金融業界に行くという選択肢もあったかもしれないのに。

A:innovativeなサービスを始めようと思ったら、0から始めるより、既にinnovativeなサービスで成功しているところにもぐりこんで体験した方がいいと思ったんだよ。(以下略)

イノベーションの定義はこちらをどうぞ)
イノベーションを起こしたことが無い組織の中で「イノベーションとは何か?どうやって起こすのか?」を延々と討議するより、既に起きている場所に飛び込むというのはずっと効果的だと思います。イノベーションが起こっている場で起こし方を体感しないと、起こし方がわからない。

渡辺千賀さんが言うところの「成功体験のある人」、それも新鮮な成功体験がある人・場所に居ることの意義について考えさせられました。

『日本のWebは「残念」』について

日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/01/news045.html

梅田さんは「英語圏では新しいモノ・知識を生み出す仕組みとしてWebが機能している。英語圏のWebは、個人がサバイブしていくのを助けてくれる、empowerしてくれるサービスが揃っている。でも、日本のWebではそう機能していないのが残念」と言っているのだと思う。

ちょっと思いつくだけでも、英語圏には以下のようなサービスが揃っている。http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51219908.html では日本での例としてCookpadが出ていて、確かに便利で役に立つけどさ、個人の実力を高めてくれるわけじゃない。

だから反論するならば「日本でも英語圏と同等orそれ以上にモノ・知識・サービスを生み出している」証拠を示すべきだと思うのだが、誰も証拠を示せず、感情的な文句か揚げ足取りだけ。
「残念なら何とかしろ!」と言っている人たちは、単なるフリーライダーだし。なぜ、残念じゃなくするにはどうすればいいか、という議論にならないのかね。


■ 興味のある分野を勉強できるサービス

Stanford Univ.の人工知能自然言語処理コースなんて、授業のビデオどころか、Transcript(口述。音声をテキストデータ化したもの)までCCライセンスで公開している。
http://see.stanford.edu/SEE/lecturelist.aspx?coll=63480b48-8819-4efd-8412-263f1a472f5a

  • UC BerkeleyやUSCも、Youtubeで授業を公開中。

http://www.youtube.com/ucberkeley
http://www.youtube.com/usc

■ ビジネスチャンスを見つけるのに役立つサービス

クラウドソーシング(crowd sourcing)サービス。企業の課題を公開して、外部から解決案を募る。採択された発案者は報酬Get。

■ 専門的な情報源

■ 専門知識を持った人材・仲間を見つける

■ 実名での討議